咲々楽 - ささら - 2025 第2号
3 Koji Matsumoto 代表取締役社長 松本 考二 清水: 近年、ミモザは自治体や地元企業が主催する イベントに積極的に参加していますよね。 松本: 「湘南SDGsフェスタ」や「かわごえ産業フェスタ」 など地域のイベントに出展することもあれば、地元企業 の方と連携してミモザの事業所を利用した移動販売 を行ったり、事業所を会場にして地域の皆さまのイベ ントにご利用いただくこともあります。 清水: 日頃から現場で行っている創作レクリエーション などのノウハウがイベントでも活かせますし、盛り上げ るのは得意でしょう? 松本: そうなんですよ。皆で考えて行ってもらっていま すが、ミモザのブースは手作りで「売り込まない、楽しい、 無料!」がモットーなので、親子連れにも大人気と聞い ています。 清水: イベントを続けていると、協力者も自然と増えて イベントを続けることで 協力者の輪が広がる 輪が広がりますね。地元のボランティア団体の方々に も日頃から多くのご支援をいただいていますし、事業 所を取り巻く地域の皆さまからの温かい声掛けは大き なモチベーションアップにつながっています。 松本: 地域でのイベント開催時には、ご利用者がすごく 嬉しそうなんですよ。スタッフにとっても普段の介護だ けでは得られない喜びや充実感があり、皆がイキイキ してきます。地域イベントを通じて「介護する・される」と いう関係とは異なる新たな交流が生まれ、次の “いい介護”につながるんですよね。 清水: 事業所によってはスタッフ全員が積極的に取り 組んでいるところもありますが、最初からそうでしたか? 松本: 最初はあまり前向きではないスタッフもいたよう です。でも、回数を重ねるごとにやることが当たり前に なって、いつしか皆が自然と集まって一体感を持ちな 介護事業を通じて地域に貢献するために 新しい交流が生まれ いい介護につながる
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